理事長よりご挨拶


 

この度,理事長に再任して戴きました。日本生殖免疫学会は,生殖機能および病態の解析および治療法の開発に,免疫学を融合させた新しい生殖医学および生殖生物学の基盤を我が国に築いた学会であります。その伝統と未来を考えると,本学会から発信される最新の研究情報に期待するとともに,学会運営の責任の大きさを感じます。 

ヒトゲノムの解析が完了して以来,生物学・医学はポストゲノムへ向けて猛烈なスピードで進展を遂げております。この新しい時代に突入した日本生殖免疫学も急速に進展しており,新しい発見が日本から世界へ発信されております。本学会が世界における生殖免疫学の中心に位置する学会の一つであることは,海外における本学会員の活動評価からも窺い知ることができます。そして今後この活発な研究活動を支えてゆくのは時代を担う若い研究者の力であると考えます。幸い,最近の本学会における会員構成は若い会員が増加しておりますが,更に今後も若い研究者が参加しやすい環境作りに努力してゆきたいと考えております。

 本学会は発足当時から諸先輩のご努力によって国際学会との密接な連携があり,現在も国際生殖免疫学会(ISIR),米国生殖免疫学会(ASRI),欧州生殖免疫学会(ESIR)等との間で盛んな交流が行われております。第2回、第9回国際生殖免疫学会が礒島、牧野会長の下で開催されました。2010年8月には第14回国際免役学会は神戸で開催されましたが、そのサテライトシンポジジムとして国際生殖免疫シンポジジムが大阪で岡部会長の下で開催されました。この時も海外の多く研究者と交流が行われました。2013年には国際生殖免役学会が米国にて、2014年には米国生殖免役学会が開催されますがこれらの学会にも後援をしていく予定です。

また日本生殖免疫学会の会員は約400名でありますが、ISIRのメンバーが少ないため日本生殖免疫学会の会員にも国際生殖免疫学会(ISIR)のメンバーとなっていただくよう働きかけていきたいと考えています。次に本学会のホームページに英文のホームページを追加し、ISIR,ASRI,ESIRにリンクし本学会の存在をアピールしていきたいと考えています。この様な機会を十分に生かして本学会の活動を更に発展させる準備を進めたいと考えております。

現在,先端技術はますます発展しております。それにともなって生殖免疫学の発展も日進月歩であり,本学会もこれに対応するために新たなるチャレンジが必要となります。生殖医学・生物学の今後の発展のために,学会員諸氏のご協力を頂きながら,本学会の更なる充実を進めてゆく所存であります。

 

日本生殖免疫学会

理事長 山本 樹生

 


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